チタンでは少数ない大型モデル
それが、EVERNEWのTi Pot1900(ECA550)です。
ネット上でも詳細レビューがほとんど見当たらないこのモデルを、実使用ベースであらためて整理します。
Ti Pot1900とは?|エバニューらしさ全開の“大型なのに軽量”設計
Ti Potシリーズといえば板厚0.3mmの極薄純チタンが定番。
しかしこの1900ccモデルのみ、あえて0.4mm厚を採用しています。
えっ?そんなサイズあるの?と言われそうなレアモデルです。
サイズアップによる剛性確保のための0.4mm化でありながら、持った瞬間に“軽っ”と声が出るレベル。
数字以上に体感重量が軽く、パッキング時の心理的負担がほぼありません。
スタッキング性能が異常に良い(4兄弟セット)
Ti Pot1900の真価は、600 / 900 / 1300 / 1900が美しく一体化すること。
- 4サイズを完全スタッキング
- デッドスペースがほぼゼロ
- ソフトコンテナに入れっぱなし運用が成立
結果として、
「その日の調理器具+Ti Pot1900/1300/900/6004兄弟setを常備」
という運用に自然と落ち着きます。
持っていく、というより“外さない”ギアです。
EVERNEW Ti Pot 合計重量(600 / 900 / 1300 / 1900)
| サイズ | 型番例 | 重量(公称) |
|---|---|---|
| Ti Pot 600 | ECA530 | 約 95g |
| Ti Pot 900 | ECA531 | 約 115g |
| Ti Pot 1300 | ECA532 | 約 140g |
| Ti Pot 1900 | ECA550 | 約 180g |
4つのクッカーの合計重量は約530g(あまり意味はないけど4.7L)
95 + 115 + 140 + 180 = 約 530g
なかなかのものです。
- 4サイズ全部持って約530g
- 一般的なアルミ大型クッカー1個分以下
- しかも
- 湯沸かし
- 鍋
- ボウル
- 下ごしらえ
- スタッキング完全対応
つまりこれは
「調理器具一式」ではなく「調理インフラ」。
4つまとめて入れても「重いな…」じゃなく「入れとくか」になるのが、このシリーズの魅力です。
実際に持つと笑うってしまうほど、エバニューの極薄チタンは反則です。
(他にもチタンは持っていますが、エバニューだけ軽さが突出しています。)
できること・できないこと
得意分野
- 湯沸かし
- あっさり系の鍋
- スープ・味噌汁
- カット済み食材の一時保管
- サラダボウル用途(かなり使う)
苦手分野
- カレー
- シチュー
- 本格的な炊飯
これは欠点というより純チタンの性格。
割り切って使えば、むしろストレスはありません。
「ボウル」としても使える
意外と語られないポイントですが、Ti Pot1900はボウル用途が非常に優秀。
- 深さと口径のバランスが良い
- カット野菜を放り込みやすい
- 軽いので片手保持が楽
結果、
サラダボウル/下ごしらえ容器としての稼働率も高い。
調理しない時間にも活躍します。
価格と実用性のバランス
エバニュー製品の中では、比較的リーズナブル。
それでいて、
- サイズ
- 軽さ
- スタッキング
- 汎用性
すべてが高水準。
派手さはないが、使い込むほど評価が上がるタイプです。
スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | EVERNEW Ti Pot1900 |
| 型番 | ECA550 |
| 容量 | 1900ml |
| 素材 | 純チタン |
| 板厚 | 0.4mm |
| 特徴 | 軽量・高剛性 |
| スタッキング | 600 / 900 / 1300 対応 |
| 主用途 | 湯沸かし・鍋・ボウル |
| 不向き | 焦げやすい料理 |
| 価格帯 | エバニュー製品としては良心的 |
常備しがちな大型クッカー
EVERNEW Ti Pot1900は、
✔ 主役にならない
✔ 映えない
✔ でも外す理由がない
そんなギアです。
キャンプでも、防災でも、
「入れっぱなしにできる信頼感」は何よりの価値。
派手なレビューが少ないのも納得。
これは使ってる人だけが静かに評価する道具です。
——軽さは正義。
そして1900ccは、思っているより“ちょうどいい”。

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