通称、パズーのランタン
このランタン、実は「天空の城ラピュタ」に登場していることで有名です。
シータが空から落ちた後、パズーが彼女を連れて炭坑内を進むシーンで周囲を照らしていたランプ。
それが、まさにカンブリアンランタンなのです。
映画ではとても明るく描かれていますが、実際にはあそこまでの光量はありません。
しかし、真鍮と銅の美しいボディ、煤けたガラスに灯るアンバーの炎…。
見た目も雰囲気も抜群で、ただの灯りを超えた「ロマン溢れるランタン」です。
選んだのはブラス(真鍮)&カッパー(銅)モデル。
銅の独特な風合いに惹かれました。
定番のオールブラスも良いですが、落ち着くとは言え全部キラッキラなのがちょっと。
カンブリアンランタン、見た目の美しさだけではなく、安全性能の高さも魅力です。
現代では実用性が低くなっているかもしれませんが、炭坑で使われていた理由や、さらには使い方まで、当時の安全技術を知ることにより、防災観点からのメリットがをまとめてみました。
カンブリアンランタンとは?その歴史と由来
カンブリアンランタンは、イギリス・ウェールズのE. Thomas & Williams社が製造する炭坑用ランプです。
もともとは19世紀に炭鉱作業員の安全を守るために開発されました。
炭坑は地下にメタンガスが充満しやすく、普通の灯りでは引火・爆発の危険がありました。
そこで登場したのが「マイナーランプ(鉱山用ランプ)」。
このランプは、火を直接外気に触れさせない構造になっており、引火を防ぐ設計になっています。
さらに、酸素不足になると火が消えたり、ガスの充満によって炎の色が変わるため(メタンガスに触れると青色に変わる)、炭鉱内の安全確認にも使われていました。
現在では炭坑での使用は減りましたが、そのレトロなデザインと高い実用性から、キャンプやインテリア、防災用ランタンとして人気を集めています。
カンブリアンランタンと他のマイナーランプの違い
炭坑用ランプにはいくつかの種類がありますが、カンブリアンランタンの特徴を以下の表にまとめました。
| ランプの種類 | 特徴 | 代表的なメーカー |
|---|---|---|
| カンブリアンランタン | 真鍮・銅製、シンプルでクラシックなデザイン | E. Thomas & Williams |
| デイヴィーランプ | 炎を金属メッシュで囲い、ガスの引火を防ぐ | 19世紀初頭の炭鉱ランプ |
| ゲルンシャーランプ | デイヴィーランプを改良し、より安全な設計 | ゲルンシャー地方の鉱山 |
カンブリアンランタンは、特に耐久性と安全性を両立したデザインが特徴。
今でも使える実用性を持ちながら、アンティークな雰囲気を楽しめるのが魅力です。
カンブリアンランタンのスペック|サイズ・重量・燃料
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 高さ | 約24cm |
| 直径 | 約8cm |
| 重量 | 約800g |
| 燃料 | 灯油、パラフィンオイル推奨 |
| 燃焼時間 | 約10時間(燃料満タン時) |
| 芯の種類 | 平芯(フラットウィック) |
平芯を採用しているため、想像以上に明るいのが特徴。
オイルランプというと「暗いのでは?」と思われがちですが、意外と明るく、周囲をしっかり照らせます。
また、燃料は灯油が使えますが、煤が出やすいためパラフィンオイルを推奨します。
パラフィンオイルを使うことで、ガラスが汚れにくく、よりクリーンに使えます。
カンブリアンランタンの使い方
- 本体を取り出す
- 豪華な外箱に入っていて、見た目も高級感があります。
- 燃料を入れる
- 燃料タンクから本体を外すと、芯が見えます。

- 芯の周りのリングを回すと芯が外れ、

- タンクの注油口が現れます。

- パラフィンオイルを注入。

- 燃料タンクから本体を外すと、芯が見えます。
- 芯を戻し、燃料をなじませる
- 芯を元に戻し、10分ほど燃料を吸わせます。

- 芯を元に戻し、10分ほど燃料を吸わせます。
- 着火
- 芯を1mm程度出して点火。芯を出しすぎると煤が出るので注意。

- 芯を1mm程度出して点火。芯を出しすぎると煤が出るので注意。
- 炎の調整
- 火力調整棒を使って炎の高さを調整。


- 火力調整棒を使って炎の高さを調整。
- 消火
- 火力調整棒を使い、芯を引っ込めて消します。

- 火力調整棒を使い、芯を引っ込めて消します。
アンバーがかったムーディーな炎が特徴で、下方向も照らせるため、狭い空間でも光が回る設計になっています。
防災観点からのカンブリアンランタンの魅力
カンブリアンランタンは、もともと炭鉱での安全確保のために作られたランタン。
そのため、防災にも活用できる機能があります。
✅ 酸欠状態になると炎が消える
→ 火をつけたまま使っていて、突然消えたら要注意。酸素が不足している可能性があるため、換気が必要です。
✅ ガスが充満すると炎の色が変わる
→ 炭坑では、メタンガスが増えると炎が青白くなることで危険を察知し、作業員が避難していました。
もし室内で使用していて炎の色が不自然に変わったら、空気の異常を疑いましょう。
✅ 耐風性能が高く、災害時の灯りとして最適
→ 強風でも炎が消えにくいため、停電時の非常用ランタンとしても活躍します。
カンブリアンランタンは実用性+ロマンの逸品
- レトロなデザインと実用性を兼ね備えたランタン
- 炭坑での安全機能が防災にも役立つ
- 燃料はパラフィンオイル推奨で煤を抑えられる
- 平芯で想像以上に明るい
- 使うほどに味わいが増すランタン
キャンプやインテリアにはもちろん、防災アイテムとしても魅力的なカンブリアンランタン。
銅の焼き色が意外でしたが、結構好みでした。
実用性とロマンを兼ね備えた逸品、オススメします!


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