茨城でまた竜巻?東京は大丈夫なのかちょっと気になって

ニュースで「茨城で竜巻が発生」という記事を見ました。
茨城で竜巻というと以前、父の実家の10m近くで竜巻が発生したのを思い出しました。
今回のは近いかはわかりませんでしたが、そんなに何度も起こるのだろうか。。。
その瞬間、「東京では、竜巻は起きないのか?」「もし起きるなら、どこが可能性高いんだろう?」
そんな軽い疑問から、ちょっと調べてみることにしました。
茨城は竜巻が多いらしい?
調べてみると、茨城県って「内陸でありながら竜巻が比較的多い地域」とされているようです。
理由はどうやら、
- 関東平野にあって地形が平坦で、空気の流れを邪魔しない
- 上空に寒気、地上に湿った暖気が流れ込むと、積乱雲が発達しやすい
というような、地形+気象条件が原因みたいです。
特に2012年のつくばの竜巻では、スーパーセルと呼ばれる積乱雲が形成され、街を丸ごとなぎ倒すような強烈な突風が観測されたといいます。
統計で見ても、内陸の中では発生件数が多いらしい。
ただ「突出して多い」というよりは、関東の中で“目立っている”という言い方が合っているそうです。
東京はどうなのか?“起こりそうな場所”を調べてみました
東京にも過去に竜巻やダウンバースト(積乱雲から“真下に落ちる風”によって起こる、猛烈な突風現象)による被害例があったらしいです。
どうやら“起こりやすそうな地形”はあるようです。
調べてみると、以下の3エリアが気になりました。
武蔵野台地(西部〜中部)
三鷹・杉並・西東京市あたり。
この辺りは「台地」と呼ばれる地形で、比較的風が抜けやすいらしい。
起伏がある分、風の流れが上下して竜巻のもとになることもあるのかも。
特に夕立ちのような雲がモクモクしてくる日は、上昇気流が発生しやすいそうです。
荒川・隅田川流域(東部)
足立・葛飾・墨田・江戸川など、川沿いのエリア。
こちらは一転して低地。
水害リスクが話題になりがちですが、空気が淀んだり溜まったりしやすい=上昇気流のきっかけになりやすいという話を見かけました。
地形的には空気が滞留しやすいので、突風の「種火」みたいなものが潜んでいる可能性はあるのかもしれません。
湾岸部(臨海エリア)
お台場・豊洲・品川埠頭などのベイエリア。
こちらは海風の影響を強く受けるため、台風が近づいた際には、急激に暖かく湿った空気が入り込みやすいというのが沿岸部で竜巻が起きやすいということを考えると確かに!
これに寒気が重なると、積乱雲が急成長 → 竜巻へ…というルートも考えられるようです。
竜巻が起きやすいタイミングは?
これは意外にも、「夏の終わり〜秋のはじめ」だそうです。
具体的には、9〜11月くらい。
- 台風シーズン
- 上空に寒気が入りやすくなる
- 地上はまだ温かい → 不安定な空気に
この不安定な空気が、竜巻や突風の引き金になるようです。
「空が急に暗くなった」
「冷たい風が一気に吹いた」
「ゴーッという不気味な音がした」
こういった前兆があったら、屋外ならすぐ建物に入るのが鉄則のようです。
防災として考えるなら「場所の特徴を知る」ことが第一歩
毎年、東京で竜巻が起きてる、なんてことはありませんが、可能性がゼロと考えず「自分の地域はどういう地形なのか?」を知っておくのは大切だと思います。
もし住んでいる場所が、
- 川沿いの低地だったり
- 高台や開けた地形だったり
- 湾岸や海風が強いエリアだったり
する場合は、頭の片隅にでも「こういうことがあるかもな」と置いておくと、いざというときの動きが変わってくるんじゃないでしょうか。
想像するだけでも、防災の一歩になる
今回の内容はあくまで「らしい」「可能性がある」といった仮説の話です。
ただ、想像してみること=立派な防災だと思っています。
「竜巻って怖いな」
「自分の町で起きたらどうしよう?」
そうやって考えてみることこそ、準備のはじまりなんですよね。
大事なのは「知る」→「想像する」→「備える」の3ステップです。
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