ドロップダウン現象の冬が来た!
このサイトではカセットボンベ(CB缶)、アウトドア缶(OD缶)などのガスボンベで起こるドロップダウン現象についてよく書きます。
薪・ガス・ガソリンなど、全ての炎は(気化した)気体に着火します。
この中でガスボンベに関してはメイン燃料のブタンガスが-0.5℃で着火するのに加えて気化した時に熱でボンベを冷やしてしまうので、現実的には5℃を切ると気化しにくくなり炎が小さくなったり消えてしまう、着火しなくなるという現象が起こります。
これをドロップダウン現象と言います。
氷点下でも使えるイソブタンが多めに入ったパワーガスを使うという手もありますが、数%増えたとはいえイソブタンが出切ったら使えなくなる可能性があります。
そんな理由から我が家では灯油やアルコールなどの液体燃料バーナーを使い、確実に燃焼できるようにしています。
低温最強はマッチですが。。。
ここで考えなきゃいけないのがライターもガスなんですよね。
我が家で人気のSOTOスライドガストーチもガスなのでドロップダウン現象から避けられません。
我が家ではガスライター用のガスを使いドロップダウン現象を回避しますが、ガスである以上どうしても弱くなります。
では、どうするのか?
考えられるのは、
- マッチ:普通のマッチ
- メタルマッチ:キャンプ場でシャッと火花出してるアレです
- オイルライター:ジッポライターと言えばわかりやすいかも
の3種。
結論から言うと着火最強はマッチです。
どんな氷点下でも付きます。
ただ、水と風に弱いという欠点があるのも事実。
着火方法については複数を持つのが正解。
SOTOのスライドトーチは使い勝手最強ですが付けばの話。
マッチも着火の最終兵器ですが濡れてなくて風がなければの話。
となると残るはオイルライター!
初めてのオイルライターを入手しました。
イムコスーパー6700Pを風防で選びました
となるとジッポ・・・ではなくイムコにしました。
型番はイムコスーパー6700Pです。
イムコスーパーの兄弟モデルにイムコジュニア6600Pがありますが、風防付きのスーパーを選びました。
価格も150円位なので好きな方を選べば良いと思います。
イムコは1918年オーストリア創業、2013年から日本の柘工業が引き継いでいます
イムコは1918年創業、2012年に倒産。
その後を日本の柘工業が引き継いで販売しています。
使ってみます〜ジッポにはないイムコスーパーの魅力
オイル充填してみます〜ジッポオイルを使います
オイルタンクを引き抜きます
下を引っ張る感じです
真っ直ぐ引き抜きます
抜けました
オイルタンクは元々銃の薬莢を流用したとか。
キャップを引き抜きます
真っ直ぐ引き抜きます
抜けたら綿が出てくるのでそこにオイルを差します
入手しやすいジッポオイルを使います
綿が湿ればOK
キャップを戻し
オイルタンクを戻せば着火準備はOKです
着火します〜簡単着火&イムコスーパーの魅力
オイルを差したらすぐにイケます
本体を握り親指で蓋を開けます
勝手に火花が飛び着火します
安定しています
オイルタンクを引き抜くとそのまま燃えてます
ここがジッポにはない機能。
マッチのようなミニタイマツのような感じに使えるので、チャッカマンのような使い方ができます。
焚き火・ランタン・バーナーの着火に使いやすいです
風防について〜どちらかというと火力調整?
リングを上げ下げすることで風防機能が発動します。
どちらかというと火力調整機能かなと感じました。
リングを上げると風防効果あり→炎が弱くなります
リングを下げると風防効果は無くなります→火力が強くなります
キャンプや防災に使いやすいライター
イムコスーパーの魅力は、
- 氷点下でも一発着火(-6.5℃まで)
- 風防付きで少々の風に強い
- オイルタンクが外せチャッカマン(蝋燭)のように使える
というキャンプや防災に使いやすいライターです。
特に本体から火が離せるというのはイムコならではです。
デメリットもあります
- ジッポオイルの着火点は-6.5℃なので、-6度を切ると着火しない可能性がある
- ジッポオイルは揮発性のためオイルの予備は持っておきたい
- 長く使える反面、消耗品を交換しなくてはいけない
イムコを見かけないのは、デメリットが苦になって使われない、タバコを吸う人が減って使われないという感じなのかな?となんとなく感じました。
ただ、恐ろしく使いやすいライターで、とても気に入りました。
主にキャンプで使うことになりますが、楽しみながら、子供にも使わせながら長く使っていきたいと思います。
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