日常でも使えるキャンプグッズTOP10
1位:ゴールゼロ ライトハウス マイクロフラッシュ
それまでのランタンを吹き飛ばしたLEDランタンの金字塔
手のひらサイズのUSB充電式LEDランタン。ワンボタンで懐中電灯・ランタン(強・弱)に切り替え可能。コンパクトながら非常に明るく、最大170時間点灯。USB端子が内蔵されており、ケーブル不要でどこでも簡単に充電できるのが特徴。IPX6の防水性能で雨やビル風にも耐える設計。一体型で操作も直感的。日常では停電時の照明として、キャンプではメインランタンに。防災では信頼できる灯りの備えとして。現代の「灯りの標準」となる一台です。
2位:DOKeep 超ミニLEDライト
親指サイズの安心。いつでもどこでも、そっと照らす。
キーホルダー感覚で持ち歩ける、超小型LEDライト。軽さ約11gで親指ほどのサイズながら、緊急時の照明には十分な光量を発揮。USB充電式で繰り返し使え、防滴設計で雨天も安心。片手で操作できる一体型構造は、慌てやすい災害時にも扱いやすく、小学生でも迷わず使えます。日常では夜間の散歩や鍵穴探しに、キャンプではテント内のサブ照明に。防災では「いざという時」の最初の光源に。小さくても信頼できる備えです。
3位:防災毛布
あたたかい。命を包む毛布。
避難所で配られる防災毛布は市販でも購入可能。真空パックされており、手のひらサイズに圧縮された状態から広げると、体全体を覆える大きさに。難燃性素材で安心して使用でき、熱を逃がしにくい構造で寒冷地や冬キャンプでも活躍します。家庭や車、職場に常備しやすいサイズ感で、日常では膝掛けに、キャンプでは寝袋の補助に。災害時には一人一枚の保温が命を守ることに。簡単で一体型、しかもコンパクト。寒さ対策の第一歩に。
4位:コールマン ホイールクーラー28qt
保冷と安心を一緒に引いて運ぶ。
タイヤ付きで移動が楽なクーラーボックス。2Lペットボトルが縦に入る設計で、駅の改札も通れる絶妙なサイズ感。断熱性が高く、冷たいものは冷たく、冬場は凍らせたくない水などの保温にも活躍。重い荷物でも片手でスムーズに運べるので、買い出しやキャンプでの食材保管はもちろん、災害時には医薬品や離乳食などを温度から守る保管庫として活用できます。特に高齢者や赤ちゃんがいる家庭におすすめ。耐久性・保冷性・機動力の一体型ギアです。
5位:レザーマン ウイングマン
ポケットに、右腕を。いつでも支える14の実用機能。
プライヤー・ナイフ・ハサミ・ドライバーなど14種のツールが折りたたまれた多機能ツール。ポケットサイズで携帯しやすく、頑丈なステンレス製。片手でも扱える直感的な構造で、災害時にマニュアル不要ですぐ使えます。キャンプでの細かな作業やDIY、緊急時のロープ切断や缶開けなど「あると安心」の一本。工具を持たなくなった時代だからこそ欲しい1本。日常から防災まで支える“頼れる相棒”です。
6位:食品(ローリングストック)
食べながら備える、時代は美味しいと栄養、家族の防災食。
「食べて補充」の循環備蓄=ローリングストック。これまでの非常食から解放され、生鮮から冷凍まで食べ慣れた食材を使えるのが魅力。これまでの炭水貨物祭りから解放されました。普段の食卓でも使える食事を常に1〜2週間分用意しておくことで、非常時にも慌てず食事が確保できます。我が家は美味しいフリーズドライや常温食品も多く取り入れており、日頃から食べながら好みの味や栄養が取れる食品を探しています。オススメは常温保存できるおでん、豆腐、ドライフルーツなど。
7位:マックスペディション Fatty Pocket オーガナイザー
迷わない、なくさないという安心を。
アメリカ軍も採用するタフなポーチ。内部にはゴムバンドやメッシュポケットがあり、火おこしセット・工具・薬・小物類を整理整頓して収納可能。中身が一目でわかる構造で、「どこに何があるか」が明確。災害時の混乱や暗闇でも探す時間を短縮でき、紛失も防げます。サイズ展開も豊富で用途に応じた選び方が可能。日常ではガジェット収納に、キャンプでは道具整理、防災では命を守るアイテム整理の一体型システムに。
8位:児玉兄弟商会 パワー森林香
林業のプロが愛用する、屋外最強のバリア。
林業のプロが愛用する強力な蚊取り線香。太めの赤い渦巻は煙量が多く、広範囲の虫除けに効果的。昼は四隅に置いて“結界”、夜はランタン付近に設置して虫を引きつけて撃退。汗で流れてしまう虫除けスプレーと違い、持続性が高く、薬剤を肌に塗らなくても済むのが魅力です。風があっても消えにくく、簡単に使える一体型構造。キャンプだけでなく、災害時に屋外で過ごす場面でも快適さと衛生を守る、現実的な防虫対策です。
9位:ウォータータンク 12L
給水車に対応でき、持てる現実的な12リットル。
特徴・選んだ理由:
給水車は蛇口やガソリンスタンドのノズルなど、細口のペットボトルでは汲みにくいので広口ウォータータンクが望ましい。12Lという容量は、成人女性でも持ち運べる限界サイズで、災害時の混雑や悪路でも自力搬送が現実的。ハンドル付き・注ぎ口付きで、水の出し入れも簡単。キャンプでは炊事・洗顔用に、自宅では備蓄用に飲料水とは別に保管していて、植物に水やりという名の定期的に入れ替にも使っています。折り畳み方よりもタンクが望ましいと思います。
10位:メスティン+固形燃料+ポケットストーブセット
どこでも炊ける、沸かせる、100均で始める防災クッキング。
スウェーデン軍で使用されているメスティン(アルミ製の弁当箱を日本では飯盒として利用)に、ドイツ軍でも使用される折り畳み式ポケットストーブと日本の旅館などで使われる固形燃料を組み合わせた炊飯・湯沸かしセット。お米とライターまで入れておけば炊飯キットが完成。全て100円ショップで揃えられる手軽さで、子どもと一緒に炊飯体験するのにもぴったり。今回ご一緒しているポリクックさんの推奨袋やアイラップなどを使えばメスティンが汚れない湯煎炊飯なども可能です。
メス(mess):軍隊での食事+ティン(tin):ブリキの容器=メスティン:軍用容器・軍用の弁当箱
その他、信頼の変わり種キャンプグッズ
OPTIMUS NOVA
どんな燃料でも沸かせる、陸自の炊き出しバーナー。
陸上自衛隊も採用するマルチ燃料バーナー。ガソリン・灯油・軽油・ジェット燃料など、ガソリンスタンドの燃料なら使用可能。途中で他の混ぜても燃焼できるエクストリームな設計。分離型構造で燃料がバーナー直下にないため重心が低く、大型鍋も安定。折りたたみ式でコンパクト、複数サイズの燃料ボトルにも対応。野外炊事・大人数の湯沸かし・寒冷地での火力確保など、どんな状況でも「火を得る」一体型・耐風設計の心強いギアです。
ペトロマックス HK500
100年を超えて輝き続ける灯油の王者。
ドイツ製の加圧式灯油ランタン。満タン1Lで最大8時間、ロウソク約500本分の明るさ。冬は暖房代わりに、夏は虫を集めて人から遠ざける“虫よけ灯り”としても活躍。真鍮製の重厚なボディは風にも強く、炎が安定。ややじゃじゃ馬な扱いに慣れれば、圧倒的な明るさとレトロな存在感に惚れ込むはず。日常ではディスプレイ、キャンプでは大光量照明、防災では強力な照明として機能する一台です。
バイオライト
焚き火で発電。充電できる焚火台。
薪で調理しながら、熱でスマホを充電できる焚火台。内蔵ファンで燃焼効率を上げ、煙が少なくクリーンな焚き火体験が可能。燃料は枝や松ぼっくりなど自然のもの。災害時に電気が止まっても、火と電力を同時に確保できるのが最大の魅力。消防署の防災館でも紹介されるほど信頼性が高く、USB出力ポート付きの一体型構造。調理・暖房・発電がこれ一台で叶う、現代の災害対策ストーブです。
フュアーハンドランタン276
嵐にも負けない、灯りの原点。
別名 「ハリケーンランタン」と呼ばれる、120年以上変わらぬ構造のドイツ製オイルランタン。灯油やパラフィンオイルを芯に染み込ませて点火し、台風でも消えないランタン。燃料消費が少なく、20時間以上連続点灯可能。現代の照明と比べて暗いが、そのぶん静かで柔らかい灯りは心を落ち着け、夜を豊かにする力を持ちます。雰囲気づくりだけでなく、停電や嵐の夜にも寄り添う実用的な“揺れない灯”です。
イートーマス&ウィリアムス マイナーズランタン
パズーのランタンは、炭鉱の命を守る灯火。
炭鉱での爆発を防ぐために開発された安全ランタン。炎を金網と厚いガラスで守り、メタンガスが発生知ると炎が白く変化することで避難の目印になっていました。風にも強い。映画『天空の城ラピュタ』でパズーが冒頭で持っていたモデルとしても知られる、イギリスの伝統技術が生んだロマン溢れるランタン。ムーディーな真鍮ボディが特徴的で、暗闇で落ち着きを保つ道具以上の存在。
トランギア ストームクッカー
嵐の中でも問題なく調理ができ、忘れ物がない調理器具。
鍋・フライパン・風防・バーナーすべてが一体化された、スウェーデンの傑作クッカー。アルコールストーブは薬局で手に入る燃料が使え、風を味方にする燃焼構造で、夕方の海辺でも何もなかったのように調理可能”。すべての調理器具がセットで収納でき、忘れ物の心配もなし。設営不要の簡単設計で、寒冷地や風の強い場所でも確実に調理ができます。日常でのソロ飯、キャンプでの調理、防災時の炊き出しすらカバーする万能ギア。
アクモキャンドル
一滴の水が、灯りに変わる。
水分に2秒触れるだけで点灯する、電池もライターもいらないLEDライト。雨水・お茶・唾液でも発電し、1回の給水で24時間、1週間使えます。超軽量で10年以上保管できるため、備蓄にも最適。火を使わないためガス漏れ空間でも安全に使用可能。蝋燭より安全で、現代的な防災灯として注目を集めています。キャンプでは話題のギアに、災害時には最後の一灯に。シンプル・一体型・耐水と、すべてを備えた非常用の光です。
ネイチャーハイク スパイダー1
片手で持てる、格安寝床。
片手で持てるほど軽量なソロテント。山岳用の構造で風雨に強く、組み立ても簡単。前室スペース付きで荷物も置け、しっかり寝られるサイズ感。価格も手頃で、キャンプ初心者にも最適。災害時には避難所が満員だったり、衛生面の不安があるときの自分専用スペースとして大きな安心感を提供。日常からアウトドア、そして防災までをシームレスに結ぶ、持ち歩けるマイルームです。
― 東京の防災を再定義し、実践・経験する ―
ある日、ふと気づきました。
東日本大震災から10年。「防災の準備をしよう」という妻の一言でスタートしました。
防災をどこまで理解しているのだろうか?
家族のために、特に子どものために、できることはないか?
そう考えたとき、防災は“計画”も大切だけど、“経験”であるべきだと思いました。
そして、こんな疑問が湧いてきました。
なぜ日本の人口の約1/4が集まる東京に、“東京ならではの防災”が存在しないのか?
防災グッズはある。でもそれは全国共通の画一的なもの。
16年で生活を一変させたiPhoneがある一方、防災グッズは何十年も変わっていない。
果たして、それでいいのか?
基準にしている3.11の時、仕事で下北沢にいました。
東京に住む人の大半は仕事や学校、遊びなどに出かけているのではないか?
災害は、家ではなく「出先」で遭うことが多いのではないか?
ならば、自宅に備えておくだけでは利用できないのではないか?
利用するために自宅に帰るための装備が必要なのではないか?
私が考えたのは、「東京に必要な防災スタイル」と「そのための装備」です。
独自に設定したのは、災害への対応レベルと、それに適したギアの選定基準です。
▼災害対応レベル(想定シナリオ)
- レベル0:出先で災害に遭う、自宅に戻るために行動を起こす
- レベル1:自宅で停電・断水などに見舞われる
- レベル2:避難所へ移動し待機
- レベル3:避難所にいられず、外で生活
▼ギアの基準はシンプルです。
- 小学生でも説明なしで使えること
- 組み立て不要の“一体型”で、単機能で直感的に使えること
- そして、“東京の風”に耐えられること(突風・ビル風)
モノより知識、知識より経験
さらに大切なのは、「モノより知識、知識より経験」。
経験を積む方法として私はキャンプを選びました。
ちょっと原始的な生活に慣れておくだけでも防災訓練になるのではないか?
現代のキャンプギアは軽くて、強くて、洗練されています。
何より、子どもたちと一緒に「使って、学ぶ」ことができます。
情報収集が必要だからスマホが必要だと言いますが、バッテリー切れやトラフィック増加により案外使えないものですし、そもそも遠い場所の情報よりも身近な情報や自然現象を体験した方が役に立つのではないか。
今回紹介するのは、日常・キャンプ・防災をシームレスにつなぐギアたち。
もし災害が起きたとき、それらが「実際に使える」かどうかを想像してみてください。
状況をイメージして、対策を想定して、実践してみて、改善する。それが、ご家族を守る準備になります。
少しでも皆様の防災への閃きになれば幸いです。
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