国内初の震度7を観測
1月17日は阪神淡路大震災が起こった日です。
国内初の震度7を観測した日です。
当時私が住んでいた場所は揺れませんでしたが、テレビで見る光景に唖然としたのを覚えています。
当時、勤めていた会社の先輩が復旧活動で呼ばれました(個人行動ではなく自治体から要請を受けました)。
3週間後に戻ってきた先輩たちに「どうでしたか?」と聞いたら「電柱が全部ぶら下がっていた」「ずっと車や作業場で寝泊まりしていた」と聞いて驚いたのを今でも覚えています。
電柱はコンクリート製。
じわっと曲げるなら結構曲がっても折れませんが、車が激突するなど急な力が加わるとポキッと折れる。
つまり車が激突したような動きがあったということです。
そしてもう1つ驚いたのがメルセデスベンツSLが落ちた橋桁を支えていたこと。
オープンカーのピラーで橋桁を支えられるのはSLだけだろうなと、凄さよりも恐ろしさを感じました。
この時に感じたのは積み上げたものが地震によってあっという間に壊れてしまう恐ろしさでした。
直接体験ではないものの経ていつ死ぬかわからない、後悔しないような人生を送ろうと学び、諦めかけていたことを再トライし始めました。
大きく作用したとは言い難いですが、6年後に脱サラすることになったトリガーになったのは間違いありません。
その後、多くの地震を経て東関東大震災を経て
下北沢にいる時に起こった東関東大震災で学んだのは「地震が自宅で起こるとは限らない」。
当たり前と思うかもしれませんが、防災の基本は自宅で起こることを前提で進んでいるんじゃないかと思う事が多々あります。
ポータブルバッテリーを持っていれば安心だ、携帯トイレを持っていれば安心だ、防災食があれば安心だ。
でもそれって家にいればですよね?
そこから疑ってみようと取り組んだのが防災EDCです。
防災EDCは携帯する防災グッズ。
1日の殆どを通勤通学で過ごすであろう、電車バスなど公共機関で移動するであろう、東京在住者に合うのではないかと思う防災グッズです。
そして能登半島地震で感じたことを次に向けて
能登半島地震で感じるものとして、
- 水・トイレ・寒さ対策
トイレはまだこれだという対策方法が見つかっていないので、水は対策打ちました(後日紹介しますね)。
寒さ対策は様々なことに取り組んでいるので状況に応じて判断していく感じになると思います。 - 立地的難しさ
入りくんだ地形、人口問題など多くの問題を抱えていて難しいです。
子供たちが別のところに移動するなどニュースで伝えられていますが、感情論ではなく物理的な解決を試みる。
難しいですが、今後はそういう物理対策を試みるのは必要なんだと感じます。 - 指揮系統の確立
救助最優先、復旧優先なのに多くの動きがあったのは正しいのか。
救助が終わって支援という流れが理解できているか。
防災士は災害誘導しているか。
次の対策と啓発に励んでいるか。
を感じました。
防災に関わるものとして、
- 最小の被害で抑えられるように防災の普及に努めたか、浸透させたか。
- 今回の防災の課題と対策を打ち発信
- 普及方法についてこれで良いのか検討
を見直したいと思います。
いつの時代も変わるのは相手ではなく自分/気合と根性から物理的対策に変換したい
もちろん机上の空論でしかありません。
でも、能登半島の悲惨さを感じながら水・トイレ・寒さ対策は考えられる。
未来は想像しなければ対策はできません。
気合と根性を捨てて、物理的な対策を打つということです。
その結果は当ブログで紹介して共有して行きます。
私の防災EDC
マックスペディションミニポケットオーガナイザー
防災EDCとして使っているケース。
整然と並べることができます。
ゴールゼロライトハウスマイクロフラッシュ
懐中電灯とランタンをワンボタンで切り替えるLEDライト。
SOLエマジェンシーブランケット
体温の80%を反射し、自分の熱で体を温めるシート。
ヤマト アウトドアテープ
自宅に避難先を書き示すマーキングテープとして。
補修テープとして。
ゼブラ マッキープロ 特殊用途DX
濡れてもかけるのは便利。
レザーマン スタイルPS ※注意
簡単な補修ができる工具。
作りは本物。
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