2018年6月18日
大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が発生してから7年。
あの日、通勤中の人々が慌てて駅を後にし、倒れたブロック塀が命を奪うという災害をニュースで見ました。
「自分の街は大丈夫」と思っていた人も少なくなかったはずです。
でも、もし今また揺れたら?
今回は、Yahoo!防災タイムラインを使った危険度の確認と、実践的な「防災EDC(日常携行品)」、そしてスニーカーやトレッキングシューズを常備・常用する習慣について紹介します。
備えは“いつか”ではなく“いつも”です。
不謹慎な言い方をするならば、準備をしていれば災害って起こらなかったりします。
だからやるのです、起こらない為に。
「防災タイムライン」で“わが家の危険度”をチェック
- Yahoo!防災タイムライン を開いて、地図上で自宅・通勤先・家族の居場所を検索
- 地震・津波・液状化・土砂災害など複数の災害リスクを一度に確認できるのがポイント
- 「自分だけは大丈夫」が最も危険。まずは見える化しよう
いざという時、すぐ動ける「防災EDC(Everyday Carry)」
当サイトがスタートしたきっけけは「3.11の教訓を生かそう」というものでした。
3.11が起こった時みなさんはどこにいましたか?
私は下北沢にいました。
そして下北沢には爆発的な人がいました。
何が言いたいのかというと、「災害って必ず家にいる時に起こるわけじゃないよね」ということです。
今でもそうですが、防災普及者の多くが自宅に備えることを推奨している、ということに疑問を持ったのです。
都市部、特に東京の人は家とは寝に帰る場所で1日の大半を出かけているのではないか。
だとしたら災害に遭うのは屋外、出先ということになります。
今でこそキャンプサイトのような趣ですが、当サイトのスタートは「外出先で災害が起こった。公共機関はストップ、スマホのトラフィックはパンクとなり、徒歩で自宅に帰る」というものです。
色々脱線していますが、基本的な主張は変わりません。
その時に必要なものが「防災EDC」と「スニーカー」です。
「防災EDC=EveryDay Carry=持ち歩く防災」というもの。
これはアメリカで自分のお気に入りギアを持ち歩き、それらを並べてSNSに投稿するというムーブメント「EveryDay Carry」を防災に応用したらどうだろうか?とスタートしたものです。
という事はみんな違うはずです。
だから学べるというわけです。
これをやれ!というものではないのです。

具体的には、
- ペットボトル1本:600g以下
- 3点で構成する:最初は誰も思いつかないし、重くなっては、大きくなっては持ち続けられないし、大切なモノやコトはなんだと取捨選択するのが大切ということから3点にしました。
2025年6月現在の私の防災EDCは、
- リンクゴールゼロ・ライトハウスマイクロフラッシュ:街灯が消えて足元が見えないのを回避、歩けなくなり夜を明かす時に常夜灯として使う、瓦礫の下敷きになった時に目印として使えるかも、という理由
- リンクSOLエマージェンシーブランケット:アルミを貼り付けた風呂敷のようなもので体温の80%を反射し体温を維持する、使い方によってはカッパや雨宿りシートとしても使える、という理由
- リンクリンクアウトドアテープ+ゼブラ マッキープロ 特殊用途DX:折り畳んだガムテープ+濡れても書けるマジック。破れなどの補修や補強に。濡れても書けるマジックと組み合わせて、避難先などを自宅にマーキングしたりする、という理由する
この3セットをマックスペディションオーガナイザーに入れて持ち歩きます。
実は重要な“足元の防災”──スニーカー or トレッキングシューズ

- 大阪北部地震では、通勤用パンプスや革靴で避難に手間取った人多数
- 街中で起きる地震では、ガラス片・段差・がれきが多く、「歩いて帰る」想定が重要
- 通勤にも使える防災スニーカーの選び方:
- クッション性とグリップ力の両立(例:SALOMON、MERRELLなど)
- デザイン性+機能性(普段着にも合う)
- 職場のロッカーに入れておいても良い
- “履ける備え”を今すぐ足元から
「災害は“未来”ではなく、“いつかの今”に来る」
- 防災は「非日常のための準備」ではなく、「日常の選び方」にすべき時代
- 防災タイムラインで“自分事”化し、普段から使える・持ち歩ける備えを習慣に
- スニーカーを履くことが、生き延びるための第一歩かもしれません
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