災害時に最も必要なのは「水」
食料よりもまず水。
人は水がなければ3日と生きられません。
ならば――
ペットボトルの水を用意をすれば良いのですが、何本備蓄すれば安心なのでしょう?
本当にそれで足りるのか?
長期戦になれば、「ペットボトルだけでは限界がある」のが現実です。
家族3人で3日間=ペットボトル14本以上!
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一般的に人が1日に必要とする水は3L。飲み水だけでなく、調理や最低限の衛生用途にも必要です。
たとえば3人家族で考えてみましょう。
- 3L × 3人 × 3日 = 27L
- 2Lペットボトルなら14本近く
- ケース換算で2〜3ケース分
これ、あくまで最低限の3日分です。
実際には、7日〜14日分は必要という見方もあります。
「そんなにペットボトル置けない…」
そう思ったあなたに教えたいのが、究極の水生成装置の話です。
災害時に本当に頼れるのは「RO浄水器」と「蒸留水器」
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アウトドア向けのフィルター式浄水器では、不純物(ゴミ)やバクテリアの除去はできても、
工業廃水や塩分は取り除けません。
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我が家では米軍仕様のMSRガーディアンを使っていますが、これはあくまで発展途上国の川向き。
都市型災害、特に海抜ゼロメートル地帯の津波や高潮の被災後には不十分。
ゴミの除去は出来ても海水や工業廃水のように溶け込んでいる水は濾過できません。
そこでたどり着いたのが、浄水場の濾過方法です。
具体的には:
◎ RO(逆浸透膜)浄水器
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- 現在の水道局で採用されている技術
- 海水・工業排水も真水に変える能力
- 電気不要モデルも存在
- デメリット:高額(本格モデルは10万円〜)
◎ 蒸留水器
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- 水を沸騰させて蒸気を再凝縮=ほぼ純水
- 昔ながらの信頼の技術
- デメリット:電気が必須&時間がかかる
我が家は蒸留水器、でも本音はRO浄水器が欲しい
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実際に我が家では蒸留水器を保有しています。時間はかかるし、4Lを7時間かけて蒸留するのでエコフローリバープロでは1時間でバッテリー切れを起こすので(750W)、停電時には使えませんが、確実に安全な飲み水が作れるのは強みです。
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本音を言えば、災害時に強いのはRO浄水器です。特に電気不要&手動モデルは魅力的。
ただし10万円以上はザラで、「いつ使うかわからないものにそこまで払えるか?」というのが悩ましい。
相手が水なのに躊躇してしまいます。
変わり種:酒用蒸留器を“水”に使う
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実は、アルコールを蒸留する「自作用蒸留器」でも水を蒸留できます。正式な用途とは異なるのですが、「手頃な価格で蒸留水を得る手段」として知っておくだけで価値があるのではないでしょうか。
水は買うだけじゃ足りない可能あり
ペットボトル水は初動対応には向いていますが、長期化した停電や断水には自給手段が不可欠です。
- 収納に限界がある都心生活者
- 子どもや高齢者を抱える家庭
- 水源の安全性が読めない地域
そんな人ほど、RO浄水器や蒸留水器の導入を検討してはいかがでしょうか?
因みにビルトイン型のRO浄水器もありますが断水した時のことを想定しているので対象外です。
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