最近、我が家では少しずつノンコーティング鍋への回帰が進んでいます
軽くて扱いやすいコーティング鍋の時代が長く続きましたが、ここにきて、古き良き鉄鍋に戻る動きが出てきています。
なぜかというと、コーティング鍋は数年で劣化し、結局は何度も買い替える羽目になるからです。
そんな中、今回購入したのが 岩鉄鉄器の「ダクタイルパン」22cm。
ノンコーティングなのに、食材がくっつきにくい。
しかも鉄鍋なのに軽い!
これなら、家族みんなで使うこともできるし、道具を育てる楽しさを子供にも伝えられる。
そんな想いから、この鍋を手に入れました。
岩鉄鉄器のダクタイルパンとは?
岩鉄鉄器は、その名の通り日本製の高品質な鉄鍋を作るメーカー。
特にダクタイルパンは、最新の技術を駆使し、ノンコーティングでも焦げつきにくい特徴を持っています。
今回入手したのは22cmのダクタイルパン。
持ってみて驚いたのは、その軽さ。
キャンプ帰りに寄ったアウトドアショップ「WILD-1」で触ったダッチオーブンと比べても、重量が全く違う。
(ダッチオーブンが頑丈がウリだからベクトルは違います)
これは一生モノの鍋として、家族で大切に使っていけそうです。
ダクタイルパンを使ってみた感想
早速、晩御飯にハンバーグを作ってみました。
軽く油ならしをしてから、いざ調理。
ひっくり返そうとしたら、驚くほど簡単に返せました。
表面はカリッと焼けていて、焼き目も素晴らしい。
出来上がったハンバーグは、子供たちも大満足で、あっという間に完食してしまいました。
ポイント
- 蓄熱性が高く、しっかりと食材に火を通す。
- ノンコーティングながら、くっつきにくい。
- 使い終わった後の手入れは、流水でタワシでゴシゴシと洗うだけで簡単。
ダクタイルパン vs. コーティング鍋
コーティング鍋は手軽で使い勝手が良いですが、コーティングが剥がれやすく、2年ほどで買い替える必要が出てきます。
それに対して、鉄鍋は手入れをしながら育てる感覚があり、長く愛用できます。
特にダクタイルパンは、少し手間がかかるものの、一生モノの道具としての魅力があります。
ダクタイルパンとロッジのスキレット比較
ダクタイルパン vs. ロッジスキレット(22cm)
スペック | ダクタイルパン22cm | ロッジスキレット22cm |
---|---|---|
重量 | 約1.2kg | 約1.7kg |
材質 | ダクタイル鋳鉄 | 鋳鉄 |
コーティング | なし | なし |
蓄熱性 | 高い | 非常に高い |
使い勝手 | 軽く扱いやすい | 重く頑丈 |
メンテナンス | 簡単な油ならし | シーズニングが必要 |
コーティングの歴史
コーティング鍋の普及は、20世紀後半から始まりました。
特にテフロン(ポリテトラフルオロエチレン)の開発が進み、1950年代にアメリカで最初のテフロン加工鍋が登場しました。
手軽さと使い勝手の良さから、家庭でも広く使われるようになり、日本でも1980年代には急速に普及しました。
しかし、近年ではコーティングの剥がれや健康への懸念から、再び鉄鍋やステンレス鍋に回帰している人を見かけるようになりました。
ノンコーティング鍋はなかなか売っていないので見つけたら買い!という空気がありますね。
ダクタイルパンのスペック比較
サイズ | 重量 | 高さ | 容量 |
---|---|---|---|
18cm | 0.9kg | 4.1cm | 1.4L |
22cm | 1.2kg | 4.7cm | 2.4L |
26cm | 1.8kg | 5.3cm | 3.2L |
ノンコーティング鍋を使う魅力
コーティング鍋が便利なのは事実ですが、一方で鍋を「育てる」という感覚が苦にならなければ、ノンコーティング鍋はとても魅力的。
使えば使うほど馴染んでいき、独自の味わいや風味が食材にプラスされていきます。
簡単に言えば外はカリッと中はジューシーに仕上がる傾向になります。
特に子供たちに、道具を大切に扱うことの意味を伝えるには最適です。
疑問:キャンプや焚き火料理には向いている?
ダクタイルパンは高い熱伝導率を誇りますが、薄めの作りであるため、キャンプの焚き火料理で使うには温度管理が難しいかもしれません。
直火での調理は避け、中火〜弱火が適しているので、家庭での利用がメインとなるでしょう。
思っているよりも遥に手入れが楽なのでチャレンジする価値アリです!
「鍋を育てる」という視点から見ると、ノンコーティング鍋には深い魅力があります。
岩鉄鉄器のダクタイルパンは、その軽さと扱いやすさで、家庭でも手軽に鉄鍋の良さを体感できる製品です。
もしあなたもコーティング鍋に疑問を感じているなら、ぜひ一度ノンコーティング鍋に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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