待てなかった衝動。とうとう武井バーナーに着火!
武井バーナー 301カタログ
普段から灯油ストーブには慣れており、愛用しているのはOptimus NOVA。
そんな我が家にロマン+実用溢れる「武井バーナー」が到着しました。
本当はキャンプ場で試すつもりだったのですが、あまりのワクワクに負けて、自宅で着火!
結果は…一発成功。
炎上もなく、安定した立ち上がりに大満足でした。
ソフトスタート(アルコール予熱)の着火手順
採用したのは「アルコールによるプレヒート(ソフトスタート)」方式。以下が手順です。
- ジェット清掃:燃料調整バルブを左にめいっぱい回して、ニードルでジェット内を清掃。

- 燃料充填:灯油を約500ml投入(本来は1L前後が望ましい、ポンピングが増え、圧が不安定になりやすい)。
- タンク圧抜き:プレヒート中にタンク圧が上がらないようキャップを緩めておく。予熱機や燃料バルブは閉めておくと混乱しにくい
- アルコール注入:プレヒートカップにアルコールを並々注ぐ(約30ml)。
- 着火:アルコールに着火し、バーナー部をしっかり温める。

- バーナーのルーレット現象:くるくる回る炎を確認。

- ポンピング(20〜30回):甘めでもOK。本体が厚くなってることも。
- 本燃焼開始:燃料調整バルブを2/3ほど左に回して点火。(回しすぎるとお掃除モードになってしまいます)
- 追いポンピング(50回程度):炎がビシッと安定するまで。

アルコール予熱は煤がつきにくく、操作もシンプル。
プレヒート器の調整も不要なので、初心者にもやりやすい印象でした。
驚きの熱量。暖房ストーブとしての実力が凄い!
今回、湯沸かしではなく「暖房用」として使用。
ヒーター装着状態での運用でしたが、わずか30分でも強烈な熱を発し、しっかり温まることができました。
背面に風防をつけていたこともあり、前面・側面ともに熱が届きました。
レインボーストーブとは比にならない次元の温かさですが、さすがに大型石油ストーブとまではいかないかも。ただしこのコンパクトさでこの熱量は、やはり“武井バーナーならでは”の魅力です。
ロマン × 実用性
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Optimus NOVAは「実用一辺倒で面白くない」と言われることもありますが、個人的には“ロマンの無さにロマン”を感じていました。ガソリンスタンドの燃料ならなんでもアリで、混ぜてもイケるなんてロマンじゃないですか!
その点、武井バーナーは実用性とロマンを兼ね備えた一台。
燃料は灯油、予熱にはアルコールを使って数分後、極暑が待ってます。
キャンプ用として想定していますが、防災用としての活用も良さそうです。
注意点とメンテナンス

- プレヒート不足 → 炎上の原因になるので要注意
- 使用後の掃除 → ジェット・タンク内の残留物除去を忘れずに。ニードル出し入れである程度改善
- タンク内圧管理 → 過剰ポンピングはNG。適正圧で使用すること
- 増し締め:緩んでいる場所は増し締めを。特にヒーター部。
楽しくて温かい
武井バーナーは「使い手を選ぶ」道具かもしれません。
しかし、しっかりプレヒートしすれば殆ど炎上しないこともわかり、言ってみれば液燃ストーブと何ら変わりない特徴だと感じました。
熱量がある分部品の劣化は大きいはずなので、メンテナンスもしっかり行えば、これからの冬キャンプ、そして防災用として、心強い味方になることは間違いありません。
武井バーナー 301カタログ
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