オシャレサイトってカッコいい!って思ってます
SNSを見ているとここ数年のキャンプギアはブラックやカーキで統一された“ムーディー”なサイトが人気ですね。
確かに見た目がカッコいいし、SNS映えもしますし、憧れがないと言ったら嘘になります。
でも我が家はというと、色はバラバラ、ギアもゴツいし、決しておしゃれとは言えない…。
正直、自分でも「ダサいな」と思います。
センスのなさ、情熱がないというのが一番の理由なのですが、それだけではなく、ちゃんと理由があります。
我が家のキャンプは「防災」が出発点
我が家のキャンプの原点は、防災です。
そして、10月末の秩父で行った初キャンプのトラウマが出発点(洗礼)になっているのが大きいです。
防災とは「災害を未然に防ぐこと」。
でもその定義、どこまで考えていますか?
地震や水害はもちろんですが、我が家にとっては虫刺されや小さなケンカだって「災い」です。
それすらも未然に防ぎたい。
だから、キャンプでも“安全・確実・忘れ物防止”を最優先にしています。
危険は派手な色に
たとえば、刃物やペグは赤や水色を選びます。
自然界にない色にしています。
理由は簡単、目立つからです。
夜間に見失わない。
忘れ物を防ぐ。
緊急時にもすぐ見つけられる。
でも我が家では「見つけやすさ」が最優先。
特に子どもがいると、些細なことが事故に繋がる。
それを防ぐための配色なのです。
ムーディーな灯りよりも、全体を照らす安心感
「ランタンは光量を抑えると雰囲気が出る」とよく言われますよね。
でも我が家は真逆、大光量ランタンをドーンと設置します。
そして私が見えないから。。。
全体をしっかり照らすことで、事故を未然に防ぎます。
虫をランタンに集めて虫刺され回避。
これで虫除けスプレーは本当に不要になります。
この方法は隣や近所の迷惑にならないように、我が家のリビングから遠ざけるのが肝。
ムーディーなお隣に迷惑かけない、人がいない場所に虫を集めるのが大切。
ランタンに森林香を設置すれば数時間で虫がいなくなります。
お勧めランタンはペトロマックスHK500、コールマン693Cのような灯油ランタン、コールマンノーススター(なぜかノーザンノバはダメ)やユニーフレームフォールディングランタンなどはお勧め。
灯油は捕虫力サイコーですが、ガスはものによります。
LEDは集まりません。
組み立て型より一体型を選ぶ
軽量・コンパクトなギアも魅力的ですが、我が家はあえて一体型を選びます。
理由は「確実に使えるから」。
防災からスタートしたので、使いたい時に使える環境なら使いたいと思っているからです。
キャンプなら使えなくても思い出ですが、防災だと話は変わります。
組み立て型は部品がなくなる、組み方を忘れるなどのリスクがあります。
その場で迷う時間もストレスになります。
テントよりも寝袋の品質。
椅子は最悪なくてもOK(笑)なのでリーズナブルなものを選ぶことが多いです。
カッコよさも大事。でも、我が家は「備え」が優先
統一感のあるサイトには憧れます。
でも「子どもがいる家庭」「防災の一環としてのキャンプ」では、優先順位が異なります。
ダサいとは思いますが見方の違い。
危険を避けるための“色と設定”は、単なるコーディネートを超えた「機能美」と勝手に解釈しています。
見方を変えれば簡単や便利はロマンになりうるという訳です。
気持ち1つ、考え方1つ、ですね。
「平時の中に有事があり、有事の中で平時を生きてる」という考え方
キャンプは非日常と言いますが、それは平時の延長であって、平時の中にあります。
ということは有事と平時という区別もなくなるのではないでしょうか?
冒頭でお話しした、虫刺されも喧嘩も気にならない人はいるでしょうし、気になり始めるレベルが違いますよね?
ムーディーなキャンプは素敵。
「安全・確実・忘れ物防止」もまた良し。
鍋を食べようと思ったらガスバーナーがつかず(ドロップダウン現象)、冷たい鍋を食べた。
テント内は寒く寝袋も冷たく、ガタガタ震えて(エビのように飛び跳ねながら)一睡もできず朝を迎えた(寝袋的には限界温度)。
無知だったとはいえ、死ななくて良かった、あんな思いはしたくない。
今となってはそんな思いが当サイトのスタートで良かった。
あのトラウマが学びのスタートになったのですから。
どれも正解ですが、あなたのサイトは何を優先しますか?

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