米式?
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武井バーナーには、「接続金具301用(米式)」と書かれていて、「米式?いつものじゃないの?」と混乱。調べてみると、なんとバルブには大きく分けて英式・米式・仏式の3種類があることが判明!
今までは、ロードバイクなどで細いバルブを見たことがあるなーくらいで、「太さは違えど空気入れの口はどれも同じ」だと思っていました……。
これは災害時や日常メンテナンスでも影響する重要ポイント。
今回はこの3種類のバルブについて解説します!
そもそも「バルブ」とは?
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バルブとは、タイヤチューブ内の空気を出し入れするための空気の通り道。空気を逆流させずに保持する弁の役割を持ちます。
バルブの種類が違うと、空気入れの口が合わないことがあり、間違えると空気が入らない・漏れる・バルブが壊れるなどのトラブルになります。
バルブ3種類の詳細比較
| バルブ種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 使用上の注意 |
|---|---|---|---|---|
| 英式バルブ(ウッズ) | 日本のシティサイクル(ママチャリ)に多く使われる。バルブコアがゴムの弁構造。 | 日本国内での互換性が高く、空気入れも豊富。修理キットも手に入りやすい。 | 高圧に弱く、空気圧の管理がしにくい。劣化しやすいゴム弁。 | 構造が複雑なため定期的なメンテが必要。空気圧は手押し感覚に頼りがち。 |
| 米式バルブ(シュレーダー) | 自動車と共通規格。マウンテンバイクやバーナーにも採用。バネ式弁構造。 | 耐久性が高く、高圧にも対応。車の空気入れがそのまま使える。 | バルブ径が太いため、細リムには不向き。少し重い。 | 英・仏式とは互換性なし。仏式ポンプでは空気が入らない。変換アダプターが必要。 |
| 仏式バルブ(プレスタ) | ロードバイクや高圧タイヤで主流。細くて軽量なバルブ。手動で開閉するネジ式弁。 | 高圧対応、小径リム対応、空気圧の管理が精密に可能。軽量設計。 | バルブが繊細で折れやすい。操作に慣れが必要。 | 空気を入れる前にバルブを緩める必要あり。専用のポンプやアダプターが必須。 |
各バルブの適合と空気入れの注意点
- 英式用ポンプ:シティサイクル向けに普及。ほとんどの空気入れは英式対応。リンク
- 米式用ポンプ:自動車、MTB、キャンプ道具(例:武井バーナー)などで活躍。リンク
- 仏式用ポンプ:高圧対応モデル(空気圧ゲージ付き)推奨。ネジ式なので変換口の接続に注意。リンク
※最近の高性能空気入れは3方式対応のマルチバルブヘッドが増えています。
災害時・キャンプ時に知っておきたいポイント
- 停電時でも自転車用の空気入れでポンピング可能か?
- 持っている機材のバルブ形状を事前に把握しておくこと。
- 変換アダプターを常備しておくと安心。
- 武井バーナーやペトロマックスHK500など、圧力が必要な道具は「米式」が多い。リンク
バルブは“見た目”より“形式”が大事
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普段何気なく見ているタイヤのバルブ。その違いを理解すれば、メンテナンス効率もアップし、災害時の備えにも役立ちます。
すべてのバルブが正しくつながルカ、今一度、確認してみることをおすすめします。
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