アルコールランタン? 聞き慣れない言葉との出会い
先日、そんな聞き慣れないワードを耳にしたことが、今回のきっかけでした。
オイルランタン、ガスランタン、ガソリンランタン、灯油ランタン…。
これまで一通りの液体燃料系ランタンは使ってきましたが、「アルコール」だけは未体験。むしろ、その存在すら意識したことがなかったんです。
だからこそ、試してみたくなったんです。

Mogotiとの出会い:アルコールストーブとしての魅力
今回使用したのは、Mogoti製のアルコールストーブ。
購入の決め手は、もちろん「アルコールランタンとして使えるかもしれない」という可能性に惹かれたからです。
構造はとてもシンプル。
ガラス管をアルコールストーブの上に“乗せる”だけ。
乗っているだけなので、地面が揺れたりすれば倒れてしまう可能性もある、少々リスキーな構造です。
それでも、頭の中には「ブルーの炎」「クールな青い光」というイメージが膨らみ、期待は高まります。
実際に使ってみた:着火から炎の立ち上がり
早速、Mogotiの芯型アルコールストーブに着火。
着火からまもなく、穏やかに本燃焼が始まります。
その上にガラス管をそっと置いてみると……。
正直なところ、「煙突効果で炎が管の上まで立ち上がる!」という想像は少し外れました。
条件が悪かったのか、炎の動きには大きな変化は見られません。
ですが、炎の色――その“青さ”には、心を奪われました。
青い炎の美しさと、暖色との違い
これまで使ってきたランタンはどれも暖色系。
特に灯油ランタンの、ほんのりゴールドがかった光が大好きでした。
でも今回のアルコールランタンは、その対極。
透明感のあるブルーの炎は、まさに「研ぎ澄まされた光」。
夜の静けさと相まって、どこか精神を整えるような凛とした美しさがそこにありました。
燃焼時間と実用性の考察
Mogotiは最大500mlの燃料をタンクに入れることができます。
トランギアの例では、30mlで20分以上の燃焼時間。単純計算で、500mlなら3時間以上燃える可能性があります。
とはいえ、私の中ではアルコールストーブは「軽量・簡素」が命。
その意味では、あまり外に持ち出すことは少ないかもしれません。
しかし、もしこの“青い炎”が安定して使えるアルコールランタンとして製品化されたら……
きっと新たなジャンルとして注目されるはずです。
アルコールランタンの未来に期待
灯りにも“色の個性”があり、青い炎は暖色にはない癒しと静けさを与えてくれる。
そんな新しい発見ができただけでも、今回の体験は大きな価値がありました。
アルコールランタンがもっと広まって、安定性やデザイン性が向上すれば、新たなキャンプの相棒になるかもしれません。
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