備えるの陰で「逃げる」を忘れていないか
津波は「初動がすべて」と言われます。
とにかく逃げる。
回避する。
対応策はこの一言に尽きると考えています。
必要なのはたった一つ、「時間」です。
1秒でも早く動いた者が、生き残る確率を上げるのです。
津波から命を守る行動チェックリスト
- 地下にいるならすぐ地上へ
- 海や川が見えたらすぐ離れる
- 近くに高台があれば登る
- 建物があれば丈夫そうなビルの上層へ避難
- 躊躇は禁物。「まさか」が命取りに
東京は本当に安全?内海でも油断禁物!
東京湾は内海のため「津波が届きにくい」とされていますが、荒川や多摩川といった川を逆流する形で津波が上がる可能性があるのです。
「川」の名がつく場所は特に注意。
川沿い=津波の通り道になる可能性があります。
街角の「海抜表示」が命を守るヒントに
街中で見かける**「海抜◯m」の表示。
これは津波がどこまで届くかの目安**になります。
海抜 | 意味 |
---|---|
10m以上 | 比較的安全 |
5〜10m | 注意レベル |
5m未満 | 要注意エリア |
エリア別・ざっくり理解:東京の地形とリスク
- 山の手エリア(高台):比較的安全
- 下町エリア(低地):浸水リスク高
- 海・川の名前がある街:水害・液状化の可能性
- “海”があるのに内陸? → そこは埋立地かも!
地下鉄は河川氾濫の通り道?…実は遠隔水害の恐れ
河川氾濫は地下鉄を通じて浸水することも。
特に出口周辺で海抜が低い駅は注意が必要です。
全エリア「安全」は幻想。だからこそ「知る」ことが防災
東京は火災・地震・洪水・液状化…全方位リスクが存在する都市です。
ですが、それは「行ってはいけない」ではなく、「その街の個性と向き合って、安全を確保する知識を持つ」ということ。
遊びも防災も“空気を読む”チカラから
お出かけ前に1分だけ、「海抜」「避難先」「川や海の位置」を確認。
それだけで生き延びられる確率が、ぐっと上がります。
「どこに逃げるか」決めてから遊ぶ。
それが“東京をもっと楽しむ”ための防災マナーです。
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