95分燃焼・火力調整・安全機構。次世代アルコールストーブを選ぶなら、これ。
謎を解決すべく
アルコールストーブは無骨と言われますが、クラシカルで可愛いと感じている私にとって無視できなかったのがフィッシュボーンというフィンランドのアルコールストーブ。
選んだのはFishbone FB-02E Pear Yellowという大きなサイズと濃いめのイエロー。
クラシカルな外見、95分もの連続燃焼、火力調整、安全消火機構まで搭載されています。
元々は台湾の火災事故から生まれた「命を守る」という思いが詰まっているという背景も防災勢としては気になりました。
何よりもレビューが少なくて勝手がわからないので試します!
色々と勝手が違うアルコールストーブ
特徴としては、
- バイオエタノール使用:エタノールなら使えます
- 340mlタンクで95分燃焼:フュアーハンド276と同じにビックリ
- 風防と五徳が一体型:アルコールストーブの弱点をカバー
- 火力調整可能:強火~中火、弱火は苦手
- 倒れても自動消火する設計
特筆すべきは、革新的なベンチュリー構造。
空気との混合比が最適化され、クリーンで煤が出ない燃焼を実現するそうです。
そして何より──「可愛い」。
開封
袋と説明書
中には本体、漏瑚、キャップ、火力調整棒、清掃用具、プレヒート用アルコールボトル
バーナー部にキャップがかぶっています
横に燃料口があります
キャップに漏瑚を取り付けてアルコールを入れます
このアルコールカップがシリコン製でふにゃふにゃ。改善求む。
入れ終わったら蓋を閉めます。回さず差し込むだけ
バーナー部の根元に火力調整棒を差し込みます。右に動かすと火力強、左に動かすと火力弱になります。革命だ!
バーナー部はジェット孔を細くするベンチュリー構造にすることで霧状に噴き出すんだそう
デカいので比較
トランギアタイプと比べて
シェラカップを乗せてみたら五徳の間に挟まってしまった
エバニュー Ti U.L. Pot 600を乗せたらまだ行けそうな感じ
エバニュー Ti U.L. Pot 900を乗せたらちょうど良い感じ
ガスシングルバーナーって感じ
燃焼経過レポート
1回目:20mlを入れて着火するもうんともすんとも言わず。。。
これはアルコールをある程度入れないと着火しないタイプですね。
2回目:120mlを入れ、バーナー部にアルコールを垂らしてプレヒート法で着火します。
時間経過 | 状況 |
---|---|
0秒 | ![]() |
10秒 | ![]() |
1分30秒 | ![]() |
12分30秒 | ![]() |
22分20秒 | ![]() |
24分20秒 | ![]() |
1時間00分 | ![]() |
1時間15分 | 完全鎮火 |
火力調整:火力調整棒を左右に動かすと数秒のタイムラグの後火力が変化します
火力:強
火力:弱
スペック
モデル名 | タンク容量 | 燃焼時間(参考) | 本体サイズ | 重量(参考) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
FB-02E | 約340ml | 約95分 | 大型 | 約450g | 火力調整可、長時間燃焼、安全設計 |
FB-05E | 約120ml | 約30分 | 小型 | 約250g | コンパクト、軽量モデル |
ガスバーナーの延長で使えるアルコールストーブ。火力も強い!
アウトドアでも防災でも、「安全で、燃費がよくて、しかも可愛い」──
そんなアルコールストーブを求めているなら、Fishbone FB-02E Pear Yellowは間違いなく選ぶ価値あり。
大型ながら五徳・風防・火力調整すべてが一体化。
アルコールストーブというよりもガスバーナーに似た使い勝手という印象がありました。
そしてガスバーナーにはない可愛らしさ。
独特ですね。
アルコールストーブの弱点を消した結果、アルコールストーブらしさがなくなったとも言えますし、これは実践で使ってみないとわからないという印象でした。
時間を見て湯沸かし選手権をやってみたいな。
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