CB缶対応の液出し分離型バーナー
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フュージョントレック(SOD-331)に満足していた私が、まさか再びガスバーナーを手に取るとは思いませんでした。SOTOから新たに登場した「トレックマスターST-331」は、CB缶対応の液出し分離型バーナーということで、非常に興味をそそられました。
液出しバーナーとは?
液出しバーナーは、ガス缶から液体のまま燃料を供給し、バーナー部のジェネレーターで加熱・気化させて燃焼させる方式です。
これにより、低温時や連続使用時に発生する「ドロップダウン」現象を回避し、安定した火力を維持できます。
開封
トレックマスターST-331は、縦型の750mlクッカーサイズに収まるコンパクト設計。
脚部は縦に回して展開し、安定感のある3本脚が特徴です。
ジェネレーターはバーナー部に突き出しており、炎で加熱して気化を促進します。
着火と使用方法
ガス缶を立てた状態で、ガス調整ツマミを開き、ライターで着火します。
約30秒間プレヒートし、ジェネレーターが温まったら、ガス缶をスタンド側に寝かせます。
液出し燃焼モードに移行し、安定した火力を得られます。
消火時は、ガス缶を立ててからツマミを閉じ、ホース内の残留ガスが燃え尽きるのを待ちます。
スペック比較表
モデル名 | トレックマスターST-331 | トライトレイルST-350 | フュージョントレックSOD-331 |
---|---|---|---|
タイプ | 分離型(液出し) | 一体型 | 分離型 |
燃料 | CB缶 | CB缶 | OD缶 |
重量 | 約195g | 約135g | 約182g |
発熱量 | 約3.0kW(2,600kcal/h) | 約2.6kW(2,200kcal/h) | 約3.5kW(3,000kcal/h) |
点火方式 | 手動(ライター等) | 圧電点火方式 | 手動(ライター等) |
使用環境 | 低温・高所対応 | 一般的な登山・キャンプ | 低温・高所対応 |
特徴 | 液出しで安定火力 | 軽量・コンパクト | マイクロレギュレーター搭載 |
使用感と評価
- 火力:液出し方式により、低温時でも安定した火力を維持。
- 火力調整:微調整は難しく、強火〜中火が中心。
- 携行性:コンパクトに収納可能で、持ち運びに便利。
- 耐久性:壊れやすい着火装置を省き、シンプルな構造で、故障リスクが低い。
環境には強いが、火力調整は苦手
トレックマスターST-331は、液出し方式を採用したCB缶対応の分離型バーナーで、低温環境でも安定した火力を提供します。
微細な火力調整は難しいものの、湯沸かしや簡単な調理には十分な性能を持ち、コンパクトで携行性にも優れています。
冬季の登山やキャンプ、災害時の備えとして、気候に関係なく使えるバーナーを優先できる人にオススメです。
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