先日の防災イベントの後に
子どもを迎えに行き、そのまま“寝に行くだけ”のつもりでキャンプへ向かいました。
時間はもう夕方。
正直、キャンプというより「外で寝るだけ」の気持ちでした。
でも、そんな気楽な気持ちで始まったキャンプが、気づけば忘れられない一夜に。
装備も時間も最小限。
でも、楽しさと満足感は最大限。
結果的に“ミニマムキャンプ”になったと言うお話をレビュー。
想定外のスタート、まさかの遠距離キャンプ場
「子どもの予定が終わるのが16時、合流して出発」と、かなりタイトなスケジュールの中で探したキャンプ場。
奇跡的に「17時チェックインOK」の場所を見つけて予約。
が、ここで痛恨のミス。
1時間で着くと思っていたその場所、実は2時間半先だったのです。
それでも引き返す選択肢はなく、渋滞を抜け、必要最低限の買い出し済みのまま直行。
結果的に18時半、日没頃に到着しました。
設営と焚き火で、静かに深まるキャンプの時間
管理人さんが「暗いけど、大丈夫?」と声をかけてくれたのが申し訳なかった。
自由に好きな場所を選べたので、風を感じながらも静かに過ごせそうな一角に設営開始。
初心者にもやさしい構造で、風のある海沿いでも安定感があり、設営もスムーズ。
ランタンを吊り下げ、焚き火に火を起こす。
手分けして作業を進める子どもの姿に、成長を感じてじんわり。
やっと椅子に座って一息つくと、海の音と夜空の星が迎えてくれました。
これだけで、「来てよかった」と思える時間。
風で炎が揺れますが、消えないのはさすがでした。
焚き火で焼きそば!子どもが作るキャンプごはん
お腹が空いてきた頃、バーナ出すの面倒になってきたと思った瞬間、「焚き火で焼きそば作ってみない?」と子どもからの提案。
炭や灰に抵抗があった子供からの意外な提案に「のった!」と即決。
熾火ではなく直火状態での調理はちょっと難しかったけれど、出来上がった焼きそばは絶品!
しかも、ほぼ子どもが自分で作ったという満足感つき。
危なさを感じることがないのは成長のしるし。
急に成長しました。

ペトロマックスHK500×森林香で虫知らずの夜
そこで出番となるのが、我が家の定番コンビ。
- ペトロマックス HK500(ランタン)
- 森林香(虫除け)
虫に惑わされず食べるご飯はやっぱり特別です。

最低限しか出していない。だからこそ「楽」だった朝
夜中は海沿い特有の強風で、テントが大きく揺れる場面も。
それでも、背の低いツーリングドームLXのおかげで安心感はありました。
ああ、やっぱり場所によってテント選びは重要だなと実感。
朝起きて気づくのは、「あれ、ほとんど荷物出してないな」ということ。
だからこそ、片付けも簡単。
パンをかじりながら、ゆっくり撤収。
この時、「ミニマムキャンプってこういうことか」と初めて体で理解できた気がします。
少ない装備でも、満足度は落ちない
最小限の装備でも、「楽しい」キャンプができました。
これは、貧弱キャンプからスタートし、快適装備を追求したり、重くなりUL(ウルトラライト)に興味を持ったりした経験があったからこそ、辿り着けた感覚。
快適性と軽量性のバランスを見つけた時、キャンプはもっと自由で楽しくなるんですね。
春や秋の気候で、風を感じながら過ごす“ミニマムキャンプ”
また一つ、新しいキャンプの楽しみ方を見つけたような気がします。
風や装備についての考え方はまさに防災メモ。
経験しないとわからないことが多いなあと感じるキャンプでした。
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