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最近登場している防災自販機を自分なりに妄想する

コラム
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実家の自販機を思い出しながら

最近、登場している災害用販売機。
なかなか興味深いなと感じています。

最初に言っておきたいのが、防災自販機を運営することは恐らくありません。
メンテできないからです。

が、想像するのが大好きな性格。
その想像が別の事で役に立つので、私に防災自販機の依頼が来たと想定して考えてみます。

一般的な自販機は

自販機は、

  • 一般的な加温冷型
  • タバコやスナックなどの常温型
  • その他

の3つ形があるとします。
(実際は無限)

実家では2台の加温冷型があり、ジュースやお茶が入っています。

更に加温冷型には2タイプあり、

  • 100V+200Vの2電源タイプ
    100Vではお金関係と照明のLEDを動かし、200Vで冷蔵庫を動かします。
  • 100Vだけのスリムタイプ
    都市型と呼ばれるもので、全てを100Vで動かします。

これは何が違うのかと言うと、2電源タイプの方が電気代が安い。
冷蔵庫は設定温度になるまで冷やし、設定温度になったらストップ、温度上昇したらまた冷やすを繰り返します。
200Vを使って一気に冷やしてしまえば冷やす時間は短縮できます。

100Vはパワーがないので設定温度に到達するまでの時間がかかります。
真夏は電気代ヤバいと想像します。

防災自販機を自分なりに考える

防災自販機とはどんなものだろう?

SNSで見かけたりしますが正直内容&構成わかりません
なので、私になりに考えました。

  1. 普段は通常の自販機
    普段から売れていると言うのが金銭的な体力的や精神的にも継続できる唯一の方法
    だと思います。
  2. 災害(停電)が起こったら非常用電源に切り替わる
    自販機の中にはUPS(無停電装置)が入っており、外部からの電気が絶たれたら切り替わります。
  3. コインベンダー(釣り銭機)とLED照明のみ動作させ冷蔵は停止。
    100V+200Vの2電源型ならコインベンダーと照明に使われる100Vだけ予備電源に切り替え、冷蔵用の200Vはオフにする。

こんな感じだろうか。

考えた理由ですが、

  • 一般家庭用と電源経路は同じだから
    家庭が停電したなら自販機も停電する
  • 「防災自販機」と聞いて人は「災害時に助けてくれる自販機」だと思うだろう
    人は備えないものです。
  • 「何かあった時」に行動を起こすなら自販機が活躍するのは災害時(停電時)だから
    なので一番活躍するのは、災害(停電)時。
    だからUPSはマスト。
  • 冷蔵機能は電気を食うのでオフ(冷蔵に使う200Vだけオフ)
    自販機の中は冷蔵庫のような構造なので、数時間は温度を維持します。
    そもそも災害時に冷たい熱いは関係ありません。
  • 100Vだけ切り替えれば自販機は動く
    コインベンダー(釣り銭機)と可能であれば夜間用の照明だけあれば自販機は動きます。

    これだけなら小さな消費電力なので小さなバッテリーでもまあまあ使えるのではないか?

運用方法

  • 商売人と組む
    結構これ大切です。
    何故商売人と組むのかはやってみればすぐに分かります。
  • 売れる場所に設置する
    防災自販機だからと言ってどこでも良いと言うわけではありません。
    需要がある場所に設置することが必要です。
    人が徒歩で買いに行ける場所はもちろんです。
    お年寄りが行ける距離は?
  • 「防災自販機」と名乗らず、「停電になっても2時間動く自販機と表示する」(UPSを積んでいることが大前提)
    防災自販機というと災害予防や災害前に購入する販売機のイメージですが、現実的には起こってから
    困った時に使える自販機のイメージ、防災自販機ではなく災害支援自販機として運用します(なのでバッテリーを積むのがマスト)。
    防災と災害を混同&誤認していても使える自販機であることが大切です。
  • 日常的に売れるものを80%以上揃える
    バッテリーを積みますが、あくまでも日常使いができる自販機を目指します。
    理由は売れないとフィードバックができない、賞味期限を過ごしてしまう。
    結果、値下げしたり在庫処分したりしていると心が荒み、モチベーションが下がります。
    いつ起こるかわからないのだからその日までしっかり売ることが必要です。

「結果的に慈善事業になってはいないか」と確認しながら

大切な人を守るという使命がある防災自販機
場所も人も電気も商品も必要ですし、廃棄はゴミですからこれも出してはダメ。

何より設置したら簡単にはやめられない
設置した時は天国ですが、1ヶ月後には売れなきゃただの地獄がやってきます。

いつ起こるかわからない災害を考えたら長期戦の可能性があります(いや、起こっちゃ困るのですが)。
そんな状況下で売れないのは防災の仕事だとしてもモチベーションが続きません

自販機に関しては結果的に慈善事業であってはならないというのが、私が考えた答えです。
そう思うと自販機を運営している会社(人)の熱意と覚悟がないと厳しいなと感じます

とあれこれ妄想してみました。
運営者には改めて尊敬します。

これだけ考えてもUPS内蔵の自販機があるのか分かりません
謎だ。。。

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